カボスは古くから自家用の食酢として利用されてきたので、使用後に捨てられた種子から育成された実生や、芽条異変で発生した系統が多数存在しています。
しかし、大分県が推奨・認定をしているのは4系統だけです。4系統には加工特性や用途上の違いはありません。
1973(昭和48)年にカボス母樹園設置にあたり、「カボス大分1号」が最初に選抜されました。大分県下でも現在広く栽培されている品種です。樹勢はやや強く、果実の大きさは9月の収穫時期で100g程度です。
1974年には、緒方町(豊後大野市に合併)の後藤正彦氏の園で発見された種子の中に、極めて少ない品種である「祖母の香」がありました。カボス大分1号に比べると樹勢はやや弱く、果実の大きさも小さめです。
